ボーナスの未払いについて

賃金は、使用者と従業員が入社当初に労働契約書で定めたものであり、多くの場合、月額00円とするとか、初任のときは月額00円というようになっています。その後、定期昇給やベースアップで金額が増えていきますが、それは当初の労働契約には記述されていませんが、効力は同じです。
したがって、何らかの理由で支払いが滞ったような場合は、催促し、支払ってもらう権利があります。使用者としては、お金の工面などをして、何としても支払う義務があります。
では、ボーナスはどうでしょうか。労働契約の中には定められていない場合が多く、あったとしても、業績が好調なときとか、成果が顕著な場合とかいう表現で漠然としています。入社のときに当社のボーナスは過去の実績で年4か月分ですというような説明がありますが、それは支払いを約束したものではありません。
つまり、ボーナスについては使用者に支払い義務は発生しないのです。従業員の期待があったとしても、然るべき理由がなければ未払いは請求できないということです。
ただし、労働組合とか労働者代表が、使用者とボーナスについて交渉し、合意したような場合は、それが労働契約の内容になるので、未払いであれば請求できるというものです。使用者が支払うことを宣言した場合も同じことです。

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